2010年1月11日月曜日

1・11 鏡開き


今日は鏡開き、歳神様へのお供えである鏡餅をおろしてきて皆でいただく、というこの習慣は良く知られていますが、その本当の意味は、歳神様を毎年お正月の間にお迎えするための拠代として鏡餅をお供えし、その歳神様の御霊の宿ったお餅を食べることで、神様の御利益(ごりやく)を授かるための儀式だったようです。昨年中の無事を神様に感謝しながら、神様に供えた鏡餅をお下がりとしていただくことで、神様から力を授けられるといわれ、もともとは武家の間で行なわれていた習慣だったようです。

これは同時に、歳神様を毎年お正月にお迎えすることで、神様の御魂をいただいているということを表しているそうです。ですから、数え年の数え方は、魂をいただいた数で数え、この世に誕生したときに1つ、それからはお正月に魂を1つずついただく、つまりお正月に1つずつ年をとるのです。
新しい年の到来を祝福しながら、神様に感謝と祈りを捧げ、新しい御魂をいただく。新年を迎えるとは、本当に素敵な儀式なのですね☆

遠方から遊びに来た友人から、とっておきのワインをいただきました。「愛情かけて育てたぶどうの持ち味を、そのままワインに残したい」という熱い思いから、手間暇かけて作った有機栽培のぶどう本来の味わいを味わって欲しいと、ぶどうの澱も取り除いていないこだわりのシャサーニュさんのボジョレーヌーボー。とても濃い味わいで、舌の上で酸味がはじけた後は、渋みをベースに甘いフルーティな味が広がります。新年にボジョレーのフレッシュ感はとてもよく合います。昨年秋からのとっておきの味わいを、歳神様の御霊とともに鏡開き。お互い近い誕生日を祝いながら、楽しいひと時を過ごすことが出来ました♪

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