2011年6月18日土曜日

0606_0613 韓国ツアー②

ソウル市内に戻り、大学生による大きい集まりがあると清渓(チョンゲ)広場へ。現李明博大統領が、選挙中に大学授業料を半額にすると宣言していたにも関わらず、むしろ授業料はあがる一方なのだとか‥。多くの学生にとどまらず、李大統領の政策に反対の市民達も多数参加しています。野党代表や民主労働党代表なども集会に出席、2万人ものデモとなったようです。




警官5000人が動員、バリケード車も出動。


















この河川はすべて人工で建設されたもので、流れる水は地下を循環させポンプアップしているとか。。維持費だけでもすごいことに?!

韓国最後の王朝、李王朝の旧敷地内にあるNGO PSPDhttp://blog.peoplepower21.org/English/での舞台では、祥明大学の先生によるピアノと韓国伝統舞踊のコラボもありました。



戦後日本に連行され、ひとりは広島の原爆で、その他各地で亡くなったという李王朝の地では、舞台が終了した後、ひとりご奉納演奏をさせていただきました。

ステージの後、1階のカフェで高先生の作品のチャリティーオークションが開催されました。売り上げはすべて天人元気届隊http://amanto.jp/groups/genkitodoke/によって東北の被災地の朝鮮学校に届けられます。

ソウルから電車で1時間、坪堂という街で安さんの運営されるカフェを訪れました。「なもなく、まずしく、うつくしく」をスローガンに、地域の方々の文化的サロンとして活動をされていらっしゃいます。

近くのお寺は近代的な建物に改築され、地下の食堂と屋上のカフェを無料で開放し、近隣の方達の憩いの場となっているようです。



手作りのマッコリと家庭料理。野菜たっぷりでおいしかったー!!お腹いっぱい戴きました。



サンミ山という山のふもとで農業を主にした生活共同体を運営されているメンバーの方々と。子供達の教育、街づくりのためにと芸術活動を展開、ソウル市内にスタジオやカフェ、劇場を運営されていらっしゃいます。









今回ご招待いただいた高先生。韓国の古い街並み・文化が近代化によって崩壊されていることに対し、強い危機感を抱いておられます。









江華島にご同行いただいた金(ギム)さんは、日本の会社に11年勤められ、2ヶ月前に韓国に戻られたばかりだそうです。





試験期間中ながらツアーに通訳として同行してくれた大学生の車(チャ)くん。彼は歴史の漫画を卒業制作として制作中です。
歴史にあまりに詳しすぎて、説明しながら同行してくれた天安市郊外にある独立記念館では、半分しかまわることができませんでした‥笑、残りは次回に!







いろいろお世話になった方々、本当にありがとうございました!

来月7月には、祥明大学の学生さん達が文化交流のため日本にいらっしゃいます。素敵なツアーとなりますよう!!

2011年6月17日金曜日

0606_0613 韓国ツアー①

6/6から13まで、韓国ツアーに行ってまいりました。風刺漫画作家で祥明大学教授の高慶日氏のご招待で、度々お世話になっている大阪の中崎町でエコアートヴィレッジAManToを展開している舞踏家JUNさんhttp://amanto.jp/groups/planet-jun/profile/のお誘いでした。




戦争加害国としての日本の責任、植民地支配・軍事政権時代を経て民主化された現在もいまだに根強く残る独裁軍事主義‥人々はいまだにいろいろな問題に直面されています。しかし過去から学び、未来に向かってさまざまな活動をされていらっしゃいます。深く学び、考えさせられる機会となりました。



舞台を行った祥明大学では高先生のカリカチュアの授業に参加、生徒さん達にメンバーの似顔絵を描いて戴きました!中国からの留学生からは、日本は南京大虐殺等の過去のイメージが怖いので韓国に来た、という率直な意見も伺うことができました。




メンバー全員、右から虚無僧尺八の福岡卓道さん、舞踏のJUNさん、そして私‥‥作家さんの世界観が格好よすぎる?!








そして韓国の歴史に深く影響を及ぼすこととなった江華島事件、不平等条約で有名な江華島にある太陽発電を使ったオルタナティブスクール、サンマウル高校を訪れました。「山の村」という意味のこの学校では、「自然・平和・相生」を軸に、農業や環境、共同体や平和の価値を重視した教育が実施されています。



ソーラーパネルの下の野外舞台にて、蛙の合唱に囲まれながらの舞台にて、あめつちの唄を謡うことができました。


あめつちの神にぞ祈る あさなぎの海のごとくに 波たたぬ世を

サンマウイ高校のゲストハウスは、韓国で一番気の流れが良いといわれる摩尼(マニ)山の中腹にあります。校長先生や歴史の先生とともに輝く未来を朝まで語らいました。夜明け、霧がかかる山あいに響き渡る朝の到来を喜ぶ美しい鳥達の唄が忘れられません。 先生の計らいで、北朝鮮との国境線、38度線に沿う臨津江(イムジンガン)と韓江(ハンガン)の合流地点を訪れてきました。のどかな風景の向こうに見える、たった2本の鉄条網の背後にある現実。







韓国には全世界の半数を占める先史時代のドルメン(巨石・支石基)があるそうです。江華島のドルメンは世界遺産に指定されています。





(続く)


2011年6月2日木曜日

飛鳥移住



ずいぶんとご無沙汰しております。
あっという間にもう梅雨入り‥


ばたばたと慌しく過ごし、お知らせが遅くなりましたが、あおによし古の都、奈良の明日香に移りました。

日本で最初のくにづくりが行われた地。
なだらかな丘陵と水の流れの入り組んだ地形に、 太古の人々の自然とともに営んだ生活が目に浮かびます。

その飛鳥と、盆地をはさむ西側の葛城山のふもとに圃場をお借りし、農業をはじめました!!
とはいってもまだまだ0年生、本当に収穫できるのかしらん。



周りの農家さんの手入れのゆき届いた畑を見ては、なるほど、納得、勉強、勉強。

すでに2度腰をいためてしまいました。

植物を育てるということは、自然と対峙していくということ。本当に奥が深いですね。大先輩たちのお話に学びの日々です。




月ヶ瀬の上岡さんより、きくらげをたくさんいただきました。早速つくった野菜炒め、しゃきしゃきコリコリとても美味しい !
今日は梅雨の間にしばらくぶりの太陽がのぞき、ここぞとばかりに天日干ししました。

あとで調べたところ、表を下にして干すのだそうです。